電気自動車(EV)タクシーを効率的に運行するシステムの実証実験が大阪、京都で30日から始まる。近くの車をスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)などで呼び出したり、近隣の充電器を運転手に指示したりできる。EVタクシーの普及に役立てるのが狙い。2月29日まで実施し、改良を加えて実用化を目指す。
同システムはEVの運用システムなどを手掛けるモーション(東京・台東)や兼松、日産自動車など5社が開発。実証実験には大阪市域の35台のEVタクシー、京都市域の10台のEVタクシーと25台のプラグインハイブリッド車(PHV)が参加し、大阪府、京都府、京都市が協力する。
車を呼び出す場合、大阪では7カ所、京都では9カ所のホテル、商業施設、駅などに備えるタブレット端末やスマホから出発地と目的地を入力する。近くを運行中のタクシーに備えた専用端末の地図上に予約が示される。スマホ用の専用アプリは25日からダウンロードできるようにした。
同システムではEVタクシーの電池残量情報やエリア内の充電器のネットワーク情報を基に、空き状態の近隣の充電器も指示できる。また運行データを蓄積することで需要を予測し、最適な運行体制づくりにも役立てる。 |